015 岡山県 白石島の比丘尼岩

【Introduction of Iwakura 15】


□分類:岩石信仰(広義のイワクラ)

□信仰状況:神社に祭祀されている

□岩石の形状:巨岩単体

□備考:周辺に岩石群


□住所:岡山県笠岡市白石島

□緯度経度:34°24'32.19"N 133°31'12.58"E

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岡山県笠岡の5キロメートル沖合の白石島は、名前の付いた岩石が数多く存在している島です。

港からすぐ東の山の中腹に巨岩が見えます。

その巨岩は、形が頭巾を被った尼僧の姿に似ている事から比丘尼岩(びくにいわ)と名づけられ、それが「みくに」に転訛し、皇国岩という字が当てられたりもしています。高皇産霊尊の御神霊が宿るとされており、この巨岩を祀る明釣神社が10メートル下に鎮座しています。

祭祀の詳細は不明ですので、岩石信仰に分類しました。

比丘尼岩には、大きなV字の割れ目が形成されています。その隙間から明石小山と呼ばれる島が見え、冬至になるとその方向に夕日が沈むといわれていますが、筆者が測定したV字の割れ目は255度でしたので精度は高くありません。その明石小山は、頂上に丸石が配された小島で、昔その上部が光っていたという伝説も残っています。

また、比丘尼岩と明石小山とは、260度の方向に1.4キロメートル離れており、その中間点に恵比寿神社が鎮座しています。意図を感じる配置です。

 


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