100 岡山県 西片岡の生目八幡宮の岩石群

【Introduction of Iwakura 100】


□分類:岩石信仰(広義のイワクラ)

□信仰状況:祭祀されていないが信仰の形跡あり

□岩石の形状:岩群(3つの岩)

□備考:社殿が岩石の上から移動している


□住所:岡山県岡山市東区西片岡

□緯度経度:34°35'32.87"N 134°04'17.52"E

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岡山市東区西片岡の山ノ神山の西の山に生目八幡宮が鎮座しています。

生目(いきめ・いくめ)八幡宮は、宮崎県の生目八幡宮が有名で、品陀和気命と藤原景清公を祀っています。この日向の生目八幡宮の創始については、藤原景清公がこの地で終焉を迎えられたので公の霊眼を祀った。古よりこの地は眼疾患者を活かす霊験があった場所。熊襲征伐の時にこの地で垂仁天皇(活目入彦五十狭茅尊)を奉斉した。など諸説あります。

いずれにしても、生目八幡宮は、眼病にご利益のある神社として、全国に広まっています。この西片岡の生目八幡宮も人々の信仰を集めていたのでしょう。

拝殿の後ろに本殿があります。本殿は岩の上に置かれており、その直ぐ後ろに四角い岩をドルメン状に組んでいます。

一見すると、この本殿の後ろのドルメンを祀っていると思ってしまいますが、ここの御神体は、ドルメンのさらに後ろに3つ並んでいる岩石です。昔の写真を見ると、この3つの岩石群の中央の岩石の上に社殿が置かれており、これを三尊形式と呼ぶ人もいます。

現在、この3つの岩石群には注連縄も巻かれておらず、祭祀が継続している気配がありません。いつの間にか社殿が前に移動し、だんだんと本来の御神体から離れていっていることがわかります。もし、山の麓に社殿が移動してしまったのなら、3つの岩石群への祭祀は忘れ去られてしまうでしょう。(持説:磐座から神社変遷説) 

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