080 兵庫県  淡路島の秋葉神社の交合石

【Introduction of Iwakura 80】


□分類:磐座(狭義の磐座)

□信仰状況:神社に祭祀されている

□岩石の形状:巨岩組

□備考:


□住所: 兵庫県淡路市山田

□緯度経度:34°25’16.29”N 134°49’31.24”E

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淡路島の伊弉諾神宮の南西5キロメートルの山の中腹に秋葉神社があります。この神社には、秋葉大権現という火伏の神が祀られていますが、石野媛命も合祀されています。元々、この石野姫命は、神社の裏にある交合石の側の祠に祀られていたといわれており、交合石に石野姫命が祀られていたと考えられます。

石野姫については、欽明天皇の皇后に石姫という名の方がいますが関係は無いと思います。おそらく「山の神」と同じような「石の姫」という一般名称でしょう。また、秋葉大権現(男神)の対としての姫神(女神)という意味もあるのかもしれません。

その交合石は、2つの岩が重なり合っています。上部の岩は7.6メートル、5メートル、4メートルの三角形をしており、厚みは1.9メートルもある巨岩です。岩の模様が連続しているため、巨岩を積み重ねたものではなく、一つの巨岩が割れたあとに風化して、今のような形になったと考えられます。

前回紹介した柳澤の夫婦岩では、重なり合った組岩を夫婦岩と名付けていましたが、この巨岩には交合石という、より具体的な名前が付いています。

注連縄は巻かれていませんが、石の姫が祀られていたと考えられるため磐座に分類しました。

また、『淡路国名所図絵』によると、交合石は、香合石、金剛石、葛篭石とも呼ばれていました。

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