009 岡山県 吉備中山の八畳岩

【Introduction of Iwakura 9】


□分類:磐座(狭義の磐座)

□信仰状況:神社に祭祀されている

□岩石の形状:巨岩単体

□備考: 周辺に鏡岩やストーンサークルなど


□住所:岡山県岡山市北区尾上

□緯度経度:34°40'12.1"N 133°51'20.4"E

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吉備の中山は周囲から独立した山で数箇所のピークがありますが、中央のピーク付近にダイボウの足跡と呼ばれる人工の窪地があります。その近くに岩が集まっている場所があり、その中の一際大きな岩が八畳岩です。この岩の下から数多くの土師器の破片が採取されています。神祭りが終わった後に土師器は廃棄されて土の中に埋められるため、この八畳岩は古代から祭祀された磐座と考えられます。

吉備の中山は、備前と備中の境にある山ですが、分国される以前は、まさに吉備の中心にある第一の聖山であり、麓には吉備の一宮である吉備津神社が鎮座しています。この吉備津神社を紹介する場合は、「鳴釜神事」の神秘性に終始するのが通常ですが、実は磐座信仰が色濃く残る神社でもあるのです。

吉備津神社の本殿の後ろに扉があり山を拝する事が出来る様になっています。また、境内の岩山宮の社の中には岩石が祀られています。

三輪山の磐座信仰に代表されるように、磐座は3段階に祭祀される場合があり、頂上に位置する八畳岩が奥津磐座、中腹の金比羅宮跡が中津磐座、麓の岩山宮または不動岩が辺津磐座と考えられます。 

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