008 広島県 金江の立岩

【Introduction of Iwakura 8】


□分類:岩石信仰(広義のイワクラ)

□信仰状況:神社に祭祀されている

□岩石の形状:巨岩組、上部の岩はメンヒル(立石)

□備考:人工物


□住所:広島県福山市金江町

□緯度経度:34°27'02.1"N 133°17'32.8"E

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一見すると立石、メンヒルの形状をしています。

よく見ると、2つの岩の上に巨岩が立っており、高さは4メートルもある巨岩組です。下部の2つの岩は船形に加工されており、上の巨岩の底面は平に加工されています。

これは自然には形成されない形であり、この巨岩組は人工物と考えられます。

地元では、神武天皇がこの岩田山に宮を置いたという伝承に基づき、祭神を神武天皇とした岩田山神社として、この巨岩組は祭祀されています。拝殿はおろか祠すら作らずに、岩石を祭祀しているのは珍しいことです。

「天津磐境」と呼ばれているようですが、磐境ではありません。祭祀の詳細が不明ですので岩石信仰に分類しました。 

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