【Introduction of Iwakura 47】
□分類:目的不明の岩石遺構(広義のイワクラ)
□信仰状況:民間に祭祀されている
□岩石の形状:岩単体、鏡石
□備考: 周辺に岩石群
□住所:奈良県山辺郡山添村遅瀬
□緯度経度:34°41'50.67"N 136°03'29.24"E
(googleに入力すれば場所が表示されます)
山添村北部の五月橋の近くに遅瀬という土地があり、ここに鏡石があります。
この鏡石に行くには、2メートルほどの石に磨崖仏を彫った「遅瀬の十三磨崖仏」を目印とするのがわかりやすいです。
この磨崖仏から東へ150メートルほど歩くと民家の庭に大きな岩が見えてきます。遅瀬の亀石と呼ばれる岩石です。2つの岩とその間の薄い岩の三つの岩で構成されています。
この亀石から南西に100メートルほどの所に刀でスパッと斬ったような岩石があります。これが遅瀬の鏡石です。平らな面は東を向いていますので、木々が無ければ朝日を反射するのではないかと思います。
天文利用又は通信利用のための岩石遺構の可能性がありますが、詳細な研究が必要です。
また、社がありますので、何らかの祭祀は行われていたと考えられますが、詳細は不明です。
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