084 兵庫県 淡路島の恵日寺のゆるぎ石

【Introduction of Iwakura 84】


□分類:岩石信仰(広義のイワクラ)

□信仰状況:寺院に祭祀されている

□岩石の形状:岩組、ゆるぎ石

□備考: 


□住所: 兵庫県淡路市木曽下

□緯度経度:34°25’42.25”N 134°50’45.21”E

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淡路島の恵日寺は真言宗の寺院で、兵庫県重要文化指定を受けた枯山水の庭園が有名です。恵日寺の西側の道を200メートルほど登ると出迎え不動という名の巨岩があり、この岩の下はくぐることができます。さらに100メートルほど登ると行者堂に着きます。

行者堂は小角嶽鬼山行者堂といい、1883年に大峯山から神変大菩薩を勧請したものであり、歴史は新しいものです。

お堂の西側に不動石があり、その側にゆるぎ石があります。ゆるぎ石やゆるぎ岩と呼ばれる岩石は各地にありますが、この岩は手で押すと大きく動く、まさしく"ゆるぎ"石です。このゆるぎ石の下部を見ると斜めの岩で支えられているため落ちないのが理解できます。このようなバランス岩の全てに信仰が伴っているわけではありませんが、このゆるぎ石には行者の姿が彫られています。もちろん、仏教の磨崖仏は彫られた仏の姿を拝むものであり、岩石自体を拝むものではありませんが、ゆるぎ石や不動石は、行者堂が建てられるはるか昔からこの山頂に存在していたものであり、そこに岩石信仰があったので行場が作られたと考えられます。昔の祭祀形態は不明ですので、広義のイワクラに分類しました。

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