086 兵庫県 淡路島の八王子神社の磐座

【Introduction of Iwakura 86】


□分類:磐座(狭義の磐座) 

□信仰状況:神社に祭祀されている

□岩石の形状:巨岩組、岩屋

□備考:


□住所: 兵庫県洲本市小路谷

□緯度経度:34°20’18.14”N 134°54’12.15”E

  (googleに入力すれば場所が表示されます)

Google マップは現在の Cookie 設定では表示されません。「コンテンツを見る」を選択し、Google マップの Cookie 設定に同意すると閲覧できます。詳細は Google マップの[プライバシーポリシー]をご確認ください。Cookie の利用は、[Cookie 設定]からいつでも変更できます。

三熊山の山頂に安宅隠岐守治興が1526年に築城した洲本城があります(現在の天守閣は1928年に建築されたものです)。

この築城時に勧請した八王子神社が城の北東に隠されるように鎮座しています。通常、「八王子」とは、牛頭天王の八人の子供を示しますが、ここの「八王子」とは城郭の鎮守として祀った祇園五男三女の神を意味していると云われています。祇園五男三女とは、天照大神と素戔嗚尊の誓約で生まれた五柱の男神(天忍穂耳命、天穂日命、天津彦根命、活津彦根命、熊野櫲樟日命)と三柱の女神(田心姫、湍津姫、市杵嶋姫)のことをいい、京都の八坂神社に祀られています。

本丸の西の鳥居から下る道には、十二支神社の小さな祠と鳥居が並んでいます。これを越えると、岩の前に小さな祠が置かれています。ここには、藤山寛美が寄進した芸の神様が祀られていたようです。また、芝右エ門神社という文字が書かれた板があったので、この祠のことでしょうか。芝右エ門とは三熊山の頂上に住む化け狸のことで、日本三名狸に数えられています。

その奥にある祠が八王子神社です。祠の後ろの岩は岩屋になっており背面に貫通しています。この岩が磐座であり、もともとは蛇を祀っているともいわれています。

このあたりの岩石は円礫岩で、川などで丸石となった石がさらに堆積したです。形成されるのに非常に長い年月が必要なため「君が代」に詠われる「さざれ石」ということになります。

#イワクラ #磐座 #巨石 #megalith #古代祭祀 #巨石文明 #古代文明 #兵庫県 #淡路島 #洲本城 #八王子神社


本ページのリンクおよびシェアは自由です。画像や文章を抜き出して 引用する場合は出典を明記してください。リンク、シェア、出展を明記しての引用は許可していますが、「転載」、「盗用」、「盗作」は禁止しています。最近、このページの内容をそのままコピーして転載しているサイトを見かけますが、まとめサイト等への掲載や転載は禁止します。


[さらに詳細な情報]

 ▶淡路島磐座ツアー